がんが肺に転移したことによって、かかりつけの日本一のがんの病院から治療不能の末期がん宣告を受けた僕は、奇跡的完治を目指すため紹介状をもらい、ラジオ波焼灼療法で実績が高い遠方の病院にセカンドオピニオンを受けに行くことにしました。
転移性肺がんラジオ波焼灼療法セカンドオピニオン第二候補での適応
この日は奥さんと第二候補の病院に来ていました。
CTの画像と紹介状を元に判断を仰ぎました。
日本一のがんの病院で適応がなかったのです。
期待はしてはいけません。
『やれると思います。』
適応あり!?
僕も奥さんも心が踊りました!!
希望が繋がったのです!
この病院での転移性肺がんの症例は10年間で700例程。
今のことろ予後は手術と同等だそうです。
僕の肺には、目視できる腫瘍は11個で、目視できないものを合わせると20個くらいあるかもしれないとのことでした。
一回の処置、つまり肺に針を刺せるは片肺のみで2箇所程が限度とのことでした。
やりすぎると肺が萎んだり、気胸などの合併症のリスクが高まるので、一回ですべてを焼けるわけではないです。
やるとしたら、腫瘍の大きさが一定の大きさに達したら治療するなど、一定のルールを設けて処置した方がよいだろうとのことでした。
通院できない遠方なので入院が必要となり、片肺で入院期間は一週間程度になります。
合併症により入院が延びた例はありますが、生活に支障が出た例はありません。
治療によって、良くなることが期待できるかを聴いたところ、除去できるなら除去した方がよいという一般論から、除去できる治療方であることがこの治療のメリットとの回答でした。
つまり、良くなるとは言えないということですね。
もとよりそのエビデンスがないから標準治療のガイドラインから外れてるわけだから、回答は難しいということでしょう。
ダメ元の気持ちで臨んだので奥さんと喜び合って帰路につきました。
転移性肺がんラジオ波焼灼療法セカンドオピニオン第一候補での適応
それから3日後のこの日は第一候補の遠方の病院に奥さんとセカンドオピニオンに来ていました。
ラジオ波焼灼療法で日本一著名な医師で、僕が一番治療を受けたいと思っている方です。
結果はなんと、こちらでも適応ありでした!
ざっと見たところ数個の病変が確認できる。
適応はあるが実施しても良くなるかは分からない。
ただし、治療により日常生活に支障がでることはまずないとのことでした。
実施前の肺機能により実施できるかを最終的に判断するとのことでした。
まさか希望通り、ラジオ波焼灼療法で日本一実績のある病院で治療できるとは!
腫瘍の数の見立てが第二候補の病院の医師よりも少ないようなのが少し気になりましたが、どんどん明るい未来が開ていく気がしました。
末期がん宣告を受けてどん底にあった奥さんも、この頃にはすっかり明るい以前の奥さんに変わっていました。
良かった…
本当に良かった…
その約1ヶ月後に第一候補の遠方の病院での外来を受診しました。
CTを行い、結果は前回撮影時とほぼ変わらず、非常にスローグローリーとのことでした。
まずは大きいものから治療を行い様子を見ることになりました。
最初は右肺の3か所を実施することになり、約2週間後に入院することが決まりました。
いよいよです。
さぁ、進もう!
続く。