再発が確認されました。
細胞診を僕から依頼せず、定期的な画像診断を主治医に言われるままに受けていただけならいつ発覚していたんでしょう?
唾液腺がん再発の手術
そして手術は日帰りの局所麻酔で行われました。
主治医は助手で、若く経験が少なそうな医師が執刀でした。
術前の画像診断もありませんでした。
前の主治医もこの主治医もそうであったがとにかく質問を嫌がります。
がんにおける国内トップの病院。
病院内はがん患者で溢れかえっています。
ここの医師にとって患者はどういう存在なのだろう?
少なくとも僕は、主治医が患者の身になって考えていると感じたことはありません。
極めて事務的にベルトコンベアー式に患者を実験体のように処理していく。
素人は黙って医師の言うことを聞いていればいいといった態度。
それがこの病院のこれまでの医師に共通する特徴です。
そんな医師に質問や依頼をするとあからさまに嫌な顔をします。
だが、医師に言われるままにしていて、このタイミングでの再発発覚はなかったと思います。
がん患者はがんだけではなく主治医とも闘わなければならないのか?
本来医師と患者は強い信頼関係が形成されるべきだと思いますが、僕と主治医の間にそれは皆無でした。
しかし、僕が調べた限り実績ではここは国内トップの病院であり、この時の主治医がその中のトップです。
一度主治医を変えている。
次は病院を変えるか?
だが、リスクが大きいと判断してそのまま継続することにしました。
唾液腺がん二度目の再発とリンパ節転移
そしてその1年後。
二回目の再発。
そしてリンパ節への転移が確認されました。
手術は、唾液腺全摘術、リンパ節郭清(リンパ節切除手術)、顔面神経再建術を行いました。
唾液腺全摘術では、以前の手術によって耳のあたりの骨と癒着していた唾液腺組織を、更に奥から切除するために耳の辺りの骨も切除し、そこから顔面神経も引っ張り出してなるべく根元から切除しました。
リンパ節郭清では、首の下を切開してリンパ節を引きずり出し、鎖骨のあたりまで切除しました。
顔面神経は主となる神経が4つあり、それぞれ額、目、頬、口に繋がっていて、それぞれの場所で細かく枝分かれしています。
顔面神経再建術では、特に重要な目と口の主となる2つの神経を首の神経を使用して繋ぎました。
手術後は術後管理専門の病室に移り、そこで1泊したが、止血がうまくできていかなったようで急きょベッドでまた傷口を開いて止血処理が始まりました。
意識も朦朧とする中、大勢に囲まれてぐちゃぐちゃされるのはなんだか恐怖であったが手術は終了しました。
その後は意識朦朧状態で看護師さんに、特殊な取り外しができる服を剥がされたり着せられたり体を拭かれたり、吐き気や悪寒に襲われたりしながら朝を迎えました。
続く。