がん闘病記

唾液腺がん脊椎転移の腫瘍脊椎骨全摘術後の症状と末期がんの厄介さ

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僕は唾液腺がんが肺に転移し、がんのかかりつけの病院で治療不能、末期がん宣告を受けました。

それでも奇跡的な完治を目指して他院で転移性肺がんのラジオ波焼灼療法を実施するも、今度はその病院で脊椎に転移が見つかりました。

ラジオ波焼灼療法は全てのがんを取り除けなければよくなることはないので継続しても意味がなくなります。

がんのかかりつけの病院に提案された脊椎の治療法が完治目的でなかったため、奇跡的完治のための治療法を調べ、腫瘍脊椎骨全摘術(TES)という治療法にたどり着き、手術を終えました。

唾液腺がん脊椎転移の腫瘍脊椎骨全摘術、退院後の症状

退院から約1週間後。

体を起こしている時の右背部の痛みが入院時よりも強くなっていました。

なるべく体を起こすようにしていることや、それに伴って基本ずっと装具を付けているのも関係あるのか?

外を歩くと首の骨からギュッギュッっと変な音がしていました。

退院後初ののがんのかかりつけ病院受診

退院から約2週間後。

この頃になるとだいぶ痛みが和らいできていました。

この日は腫瘍脊椎骨全摘術後はじめててがんのかかりつけの病院の受診日です。

ウマの合わない主治医は辞めていたので、かねてから診てもらいたいと思っていた医師への変更もスムーズに行えました。

腫瘍脊椎骨全摘術の病院から依頼されていた、骨転移による骨折や麻痺などを抑制するビスフォスフォネート剤であるゾメタの定期的な点滴もサラっとしてくれることになりました。

前主治医がかなり嫌な感じだったので、この病院を追い出されるんじゃないか?という不安がありましたが、ひとまず荷が下りました。

ちなみにこの医師は唾液腺がん全摘術をしてもらった時の担当医です。

退院から約1ヶ月後

装具を付けて体を起こしていると右背部と肩が痛みますが、徐々によくなっているような気がしました。

約半年前の肺転移のラジオ波焼灼療法後から左脇腹の感覚がほとんどなくなり、腫瘍脊椎骨全摘術を受けた入院終盤あたりからそこが張って、体を曲げた際に圧迫されるような感覚があったが、徐々に症状が悪化しているような気がしました。

酒を飲んだ翌日はその症状が悪化するような感じがあるので、退院後はあまり飲んでいません。

左脇腹の張りなどについて総合病院受診

退院から約1ヶ月半後。

入院終盤頃から以下の症状があったため、地元の総合病院を受診しました。

  • 左脇腹が張る。
  • 時々シクシクと痛む。
  • 体を前に曲げると圧迫感が増す。
  • ガスが殆ど出ない。
  • ゲップが出そうででないことがよくある。

腹部CTと内視鏡で胃と腸の上部の検査を行い、便潜血検査を行いました。

CTと内視鏡の視認レベルでは異常なし。

脊椎の手術の影響で、胃腸の動きが弱まっている可能性も考えられるとのことでした。

末期がん患者が、がんのかかりつけ病院以外を受診することの難しさ

末期がん患者で肺や脊椎など、これだけ体をいじくり回していると色々厄介です。

末期がんは全身にがんが転移している可能性があるから、何か症状が出るとまずがんの影響が疑われます。

がんのかかりつけの病院は家の近所というわけじゃないので、そうは言っても近所の病院に行く感覚では行かれません。

今回のようにがんとは関係なさそうな症状で近所の病院に行こうとしても、末期がん患者だと他院としても経過も分からず責任を持てないので、まずはがんのかかりつけの病院を受診してもらいたいのが本音でしょう。

がんのかかりつけの病院を受診したとしても、がんが原因とは思えない場合は、専門外なので検査や治療はせず、まずは様子見になることが多いです。

紹介状をお願いしたいと思っても、がんが原因ではないというお墨付きがないとなかなか紹介状も書きづらく、そんなお墨付きができる検査もないでしょうから、それもハードルが高いです。

というわけで宙ぶらりんで様子見になることが多いです。

僕の場合はがんの治療も3つの病院、そのうち2つは遠方の病院で受けていて、治療の合併症も絡んでくるので更に厄介です。

つくづくめんどくさい病気です…

続く。

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