がん闘病記

唾液腺がん脊椎転移の腫瘍脊椎骨全摘術後症状、リハビリ開始

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僕は唾液腺がんが肺に転移し、がんのかかりつけの病院で治療不能、末期がん宣告を受けました。

それでも奇跡的な完治を目指して他院で転移性肺がんのラジオ波焼灼療法を実施するも、今度はその病院で脊椎に転移が見つかりました。

ラジオ波焼灼療法は全てのがんを取り除けなければよくなることはないので継続しても意味がなくなります。

がんのかかりつけの病院に提案された脊椎の治療法が完治目的でなかったため、奇跡的完治のための治療法を調べ、腫瘍脊椎骨全摘術(TES)という治療法にたどり着き、手術を終えました。

唾液腺がん脊椎転移の腫瘍脊椎骨全摘術から8日後、座れた!

離床許可は下りていないですが、寝っぱなしの状態で体の向きを変えても背中が痛いので、思いきって試してみたら、なんと手術以来初めて座ることができました!

さすがに1週間以上寝たきりだったので、頭がボーッとします。

赤ん坊がはじめて座るのってこんな感覚なのかな?

手術から9日後、立てた!

ついに離床許可が降り、手術以来はじめて立つことができました!!

人に様の世話をお願いしなくてもトイレに行かれます。

これだけのことがこの上なく嬉しかったです。

それまでサポートしてくださった看護師さんには心からの感謝でいっぱいです。

この日から車イスに座って食事をするように言われましたが、50キロくらいのリュックを背負ったまま食事している感じで、まさにドラゴンボールのピッコロのマント状態…

結局疲れと痛みで途中でベッドに戻りました…

筋肉を切っている影響らしいです。

そんな状態のくせにジャンクなものが食べたくて、病院食とは別にカップ焼きそばを食べてしまいました…

看護師さんに見つかり、おやつですか?と笑われました。

この日は手術後はじめて痛み止めの点滴をプッシュしないで眠ることができた…

痛みがなくただ普通に眠れることがこんなに幸せなことだとは…

手術から10日後、痛み止めの点滴終了

昨日はじめて痛み止めの点滴を使わずに眠れたので、この日点滴が全てとれました。

これで体の管が全てとれてスッキリしました。

室内なら看護師さん付き添いの下、歩行を補助する歩行器での移動が可能になりました。

そして今日はなんとか車イス上で食事を完食できました!

感じる重さも前日と比べると軽いです!

やっぱり日に日に回復していくんですね…

手術から11日後、リハビリ開始

この日、ピシバニールという免疫力を高める注射を打ちました。

そして、装具を装着してリハビリが始まりました。

担当してくれた理学療法士さんは社会人1年生のこで、下手したら娘がなくはない年齢差です。

僕がはじめて担当する患者らしいです。

歩行器をつけてリハビリルームに移動して、軽いダンベルを使ったり体を動かしたり、マッサージを受けたりします。

遠方の病院で奥さんとは週末しか会えないので、人とがっつり会話する機会が減っていたから、リハビリ時間は話をするのがとにかく楽しかったです。

この理学療法士さんは、昔スポーツをしていて大怪我をし、その時リハビリを受けたことがきっかけで理学療法士の道を目指したそうです。

ちなみに、この病院には今でも年に1回定期診察を受けに行っていますが、この理学療法士さんとは家族ぐるみで食事をする付き合いです。

起きていると左肩から肘がコリのように痛むので、レントゲンで肘を撮影したが特に問題はありませんでした。

術前の骨シンチグラフィでも問題なかったので、腫瘍ではないだろうとのことでした。

動かしてすぐに痛まず、肘より下も痛まないことから、神経痛が疑われるそうで、MRIなどもやってみてくれるそうです。

この頃の腫瘍脊椎骨全摘術の症状

  • 息を吸いきれない感じが多い。
  • 胸の表面が痛む。
    • 乳頭下部あたりは触ると更に痛む。(特に右側)
    • 呼吸したり力を入れると強く痛む。
    • 重いものを持ったりすると強く痛む。
  • 右背部が痛む。
    • 息を大きく吸い込むと強く痛む。
  • 左脇腹が張り、時々シクシクと痛み、体を前に曲げると圧迫感が増す。
  • ガスが殆ど出ない。
  • ゲップが出そうででないことがよくある。
  • 脊椎の手術したあたりからギシギシと音がする。

手術から13日後、病院で誕生日を迎える

この日から、別棟の売店まで一人で歩いて行っていいことになりました。

風呂も一人で入れるようになったが、途中から左肩や背中の痛みと疲れが激しくなり、終わった後はベッドでぐったりです…

でも日に日に回復と人の体の生命力を実感していました。

何気にこの日誕生日を迎えました。

生きて誕生日を迎えられたのは幸せなことです。

続く。

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